当時アメリカで使われていたシリカゲルを見た創業者は、
高温多湿の日本に、この乾燥剤が役立つと考え、
吸着技術の研究開発・商品化に取り組みました。
そして、昭和23年に東京丸の内に丸谷商店を設立し、
包装用乾燥剤の販売を開始。
戦後日本の食料品や医薬品を湿気から守ることで、
暮らしの安心を支えてきました。

丸谷の乾燥剤は、
医薬品、加工食品、健康食品の鮮度保持だけでなく、
精密機器、電子部品の品質保持にも利用されています。
性能はもちろん、安全性や衛生性、簡便性、廃棄性にも配慮し、
多様化するお客様ニーズに応えるとともに、
常に新しい製品開発に取り組みます。
品質をつなぎ、お客様との絆をつなぐことが、私たちのミッションです。

昭和25年に
気体の精製度を高める吸着式脱水装置の開発に着手。
国内で初めて水素ガスのドライヤーを実用化したのを皮切りに、
圧縮空気や液状炭化水素のドライヤーを次々に開発。
さらに吸着技術の研究開発の末、微量不純物の除去にも成功。
各種ガス・液体を高純度に精製することでプラントの合理化に貢献し、
日本のモノづくりを加速させました。

丸谷の除湿装置は、発電所において国内最大の納入数を誇ります。
プラントの稼働に不可欠なユーティリティ設備を安定供給し、
充実したアフターサービスを提供することで、
人々が当たり前に使用しているライフラインを縁の下で支えています。
その輪はいまや世界40カ国に拡大。
「吸着技術の丸谷」として信頼と実績を積み重ね、
グローバルに事業を展開しています。